Jan 19, 2009

Ba ! Back To The....... Battle !!!!



I'll Be ft Jay-Z / Foxy Brown

今日は一年進めてみようと思う。

この曲はM.V.P / Big Lから僅か一年しか経っていないのに、
曲調が今までのそれとはがらりと変化している事が分かる。
そう。Hiphopがアンダーグラウンドな流れからエンターテインメント
性豊かなジャンルへと変貌していった時代の一曲なのである。


しかし、当時の日本のシーンには曲単位の情報、
目で見て分かるファッションの流行、それらをキャッチする能力はあ
っても、
文化の流れ、シーンのバイブス、肌で触れて初めて理解で
きるものを
キャッチする事には莫大な時間を要した。

ここポイント。自分の性格上派手なものが好きだった。
これがラッキーを生んだ。

エンターテインメント性豊かで、ミラーボール、シャンパン、高級車
などの
きらびやかHiphopを自分は誰よりも早く歓迎し、ファッショ
ン、車、ライフスタイル、そして選曲に反映させていったのである。
当時LexasのSCに20インチのリムを履き、お姉ちゃんとのデート
でも、オシャレなバーとかに行くことを心がけたり、遊びにもこだわ
った。

しかしアメリカのシーンに一早く倣ってスーツなんか着てクラブに
行くと、当時はみんなに馬鹿にされたり、車を見て「ヤ○ザみたい
やな!」とか言われたり・・・。

大阪のビッグプロモーターKSK氏の当時を振り返る証言では、この一
言に尽きる。「当時のベンケイはシーンにはまだケバ過ぎた。」
上手い表現だ。さすが”歩くビジネス文法辞典”。


その自分はのめり込んだ新たな風潮、その時回りのB-Boy達を見
渡すと
皆葛藤していた。「New Era被っちゃう?」「お前が被った
ら、俺もゲットするわ。」そうしている間に時代は進んでいった。


その時差が自分のキャリアを大きく進歩させる結果となったのである。

面白いエピソードがある。選曲の話。
自分が96年から始めたパーティー"Night Cruising"

の最初の頃、シーンの人間達の大半は「ミーハー過ぎる。」と避けて
いた。
ただNYのHot97の選曲をしていただけで・・・。
粘り強くやった結果、それが後に"Soul Free"へバトンを渡し、

一時代を築くまでに至ったが、当時は共感者も少なく寂しかったな。


そんな過去の思い出が蘇る一曲。

Responce to "Soul Of Daily"